風呂・バス・洗面室のリフォーム豆知識
5.洗面室のリフォーム【後編】
洗面室と体調管理
洗面化粧台の鏡は、三面鏡のように左右と正面の三枚に分かれて、手前に引き出せるタイプが良いかもしれません。目や肌、口の中の状態を確認しやすく、異変に気づきやすいからです。
照明も、上からだけでなくサイドからも照らし、影が出来にくい工夫がさているものもあるので、お化粧だけでなく、健康チェックにも適しています。
洗面化粧台の下に蹴込(けこみ:洗面台を床から浮かせて作った隙間)をつくり、体重計を収納できるように工夫したものがあり、足元がすっきりします。
また、カウンターの下を空間にして、椅子に腰掛けて使えるようにすると、高齢者も腰掛けて使えるので楽になります。
ランドリースペースとしての洗面室
洗面室に洗濯機や乾燥機を設置していることも多いでしょう。
洗面室のリフォームを考えた時に、家事室として洗面室の役割を広げることを検討しても良いかもしれません。
例えば、洗面化粧台のカウンターの幅を広くとり、アイロンをかけるコーナーとして利用することも出来ます。専用の洗面化粧台も販売されているので、検討すると良いでしょう。
また、規模の大きめなリフォームになりますが、洗面とキッチンのつながりを見直しても良いかもしれません。
洗面室に洗濯(乾燥)機を置く場合、キッチンとのつながりも重要になります。
炊事、洗濯、浴室の掃除という一連の家事をスムーズに行うために、浴室、洗面、キッチンと連続していると便利だからです。
最新の水栓金具
洗面室でよく行う動作として、洗顔と手洗いがあります。
最近の洗面化粧台は蛇口
の位置が高めに設定されており、洗顔・手洗いがしやすくなっています。
水栓金具はワンレバーでの水温・水量調整が基本で、レバーが中央位置でピタリと
止まり、この位置では水が出るようになっています。
(従前のワンレバー水栓は中
央位置がお湯で、お湯と水の境が曖昧なため、ガスや電気を無駄にしがちでした。
)
引き出し可能なシャワーヘッドが付いているタイプもあり、洗髪だけでなくボウル
の洗い流しにも便利です。
洗面化粧台での動作として、手洗いは最も頻繁に行われます。タッチレスの自動水
栓であれば、いちいちレバーを上げ下げする手間がなく操作が楽で、水を出し放し
にすることがなくなり、水もお湯も無駄にならず経済的です。
尚、自動と手動の切 り替えが出来るので、ボウルの掃除や洗髪など、間断なく使用したいときなどは、 手動に切り替えて使用できます。
掃除のしやすい洗面室
最近の洗面化粧台のボウルはカウンターと一体成型で境目が無いため、掃除がしやすく、また、デザイン的にもスッキリとスマートになっています。
洗面化粧台の両側の壁面にホーローなどのパネルを設置すると、水に強く汚れを落としやすいので、清潔に保てます。
排水口のヘアキャッチャーも、髪の毛をキャッチするリングが取り外し可能なタイプもあり、髪の毛やゴミを簡単に捨てることが出来ます。
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