リノベーション豆知識
3.リノベーションのメリット
はじめに
既存の建物を大規模に改修し、新築時よりも性能や機能、価値を高めるリノベーションにより、中古物件は新たな視点で見直されてきています。
それでは、リノベーションにはどのようなメリットがあるのでしょう。
自由に設計できる
戸建住宅であれ、RCなどのマンションの一室であれ、自由に設計しデザインできることがリノベーションのメリットであり醍醐味と言えます。
構造的に重要な柱や壁、梁を残して全て解体し撤去した状態(スケルトン)を前提にすると、より自由に発想できます。
断熱材を替えたり、遮熱性能と密閉度の高いサッシに変えたりすることで断熱性能や遮音性を高めるなど、住まいの快適性を高めることもできます。
柱や壁を補強することで耐震性能を高めることもできます。
リノベーションは住宅の見た目や使い勝手だけでなく、大切な基本性能についてもランクアップすることができます。
何より、家族構成や趣味、暮らし方に合わせた設計により、より高い満足を得ることができるのがリノベーションの良さといえるでしょう。
住みたい物件の選択肢が広がる
住みたいと思う居住エリアで、希望通りの新築の戸建やマンションを探すのはなかなか大変なことです。
人と家との出会いには巡り合わせもあるので、じっくり忍耐強く探し続けるのもひとつの方法ですが、出来れば早く希望のエリアで希望の住まいで生活したいものです。
そこで、リノベーションを前提として、中古の戸建やマンションも検討対象とすると、自分の望む住まいとの出会いのチャンスはぐっと広がるはずです。
リノベーションは理想の住まい探しの選択肢を広げてくれるのです。
コストを抑える
新築住宅を建てたり購入したりするよりも、コストを抑えることが出来るのがリノベーションのメリットと言えます。
一概には言えませんが、同程度の仕様であれば、20~30%安くすませることも多いようです。
新築のマンションや戸建ての価格の推移は、新築後15年で大きく下がり、その後は景気に応じてゆるやかに上下する傾向にあります。
購入後の市場価格の下落リスクを避けるには築20年以上の物件は有効と言えます。
無理のない資金計画で納得の行く住まいを得ることが出来るのもリノベーションのメリットです。
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